「気持ち良い?」の質問は避けましょう

男性の中には、セックス中に「ねぇ、気持ち良い?」と女性に聞く方がおられます。本当ならNGの質問なのですが(理由は後述)、「相手にも気持ち良くなってほしい」という気持ちを持っていることは評価できます。「自分だけ出せれば良い」と考える男性に比べれば、はるかにマシと言えるでしょう。

しかしこの質問の表現はNGと言えます。なぜ気持ち良いかを直接聞いてはいけないのでしょうか?女性の立場に立って考えてみます。

◆「YES」と答えるしかないから

セックス中、女性はあまり感じていないという場面を想像してください。それでも男性に「気持ち良い」と聞かれ、「あんまり気持ち良くない」と答える女性は性格的に問題があるでしょう。つまり、たとえ感じてなくても「うん」と答えるしかありません。

この最初の「うん」がきっかけで、それ以降はずっと「感じているフリ」や「イッたフリ」をせざるを得なくなる女性が多いようです。これでは男性が勘違いしても仕方ありません。「自分のセックスで満足してくれる」と考えるようになり、もっと彼女を感じさせる努力をしなくなってしまいます。

はたして、そんなセックスが楽しいのでしょうか?男性は良いかもしれませんが、女性からすると「楽しくないセックスを、この人と別れるまでしなければいけない」という状況です。

◆質問を変えてみる

女性が本当に感じているかどうかは、締まり具合、声、呼吸の荒さ、体の力の入り具合など、女性経験が豊富な男性にしかわかりません。だからこそ女性の「感じているフリ」に男性は勘違いしてしまうのですが、その場合は質問を変えてみましょう。

たとえば、1回のセックスの中で3つの体位をしたとします。そして終わった後で、「どの体位が一番よかった?」と聞いてください。これなら女性も男性に気を使ってウソを言う必要はありませんし、彼女のお気に入りの体位があれば、その体位をもっと深く理解してください。

たとえば、彼女のお気に入りがバックだとします。しかし一言でバックと言っても、48手の中には「浮き橋」「しき小股」「つばめ返し」「つぶし駒掛け」「ひよどり越え」の5手があります。これらはすべてバックの体位であり、しかし体勢を変えることで当たるポイントを少しずつ変えて楽しむことが出来ます。

さらに前戯でも、「どの前戯が好き?」という質問に変えてください。彼女が答えにくそうだったら、「ここを舐められるの好き?」など、少し具体的に聞いてみましょう。こうやって彼女の好きなプレイを少しずつ理解して、それを深く掘り下げてください。すると、男女ともに気持ち良いセックスになっていくはずです。

「体の相性が良い」という言葉がありますが、これは、上記のような「少しずつお互いが好きなプレイのセックスにしていく」という擦り合わせ作業をせずとも、最初から自然とお互いの好きなプレイになっているという意味です。

出会った彼女との体の相性が最初から良ければ問題ありませんが、そうでなければ上記のような質問で、少しずつお互いが気持ち良くなるセックスにしていきましょう。

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写真提供:ペイレスイメージズ